重信房子(しげのぶふさこ)が出所して話題となっていますね。
ただ逮捕されたのは2000年で、最近の人では何をした人かわからないと思うので、ここでまとめます。
目次
重信房子(しげのぶふさこ)は何をしたの?テロ組織の日本赤軍を設立
重信房子は1971年に日本赤軍を設立します。
日本赤軍はテロ組織と言われていて、1970年台に国際テロを繰り返していました。
テルアビブ空港乱射事件
1972年にはテルアビブ空港乱射事件を起こします。
イスラエルのロッド空港(現ベン・グリオン国際空港)で、無差別に銃を乱射。
乗降客を中心に26人が殺害され、73人が負傷しています。
この事件で組織の存在が世界に認知されたと思われます。
ハーグ事件
1974年にオランダのフランス大使館で起きた立てこもり・人質事件。
日本赤軍の構成員3人が武装してフランス大使館に侵入し、大使ら11人を監禁した事件です。
人質救出を試みたオランダ警察と打ち合いになり、警察官2名が撃たれて重傷、日本赤軍の構成員1人も負傷したとのこと。
日本赤軍が起こした事件は2つだけではなく、もっとあります。
重信房子はハーグ事件(オランダのフランス大使館占拠)の首謀者
先のフランス大使館で起きた「ハーグ事件」の首謀者が重信房子とのことでした。
実はこの事件を起こす2ヶ月ほど前に、日本赤軍の構成員の1人が逮捕されていました。
この勾留中のメンバーを奪還するために、大使らを人質にとり交換しようとしたんです。
結果、そのメンバーと金を受け取り人質を解放。
重信房子が国際指名手配を受ける|2000年に逮捕
重信房子はハーグ事件への関与で国際指名を受けました。
重信房子は逃亡を続け、不法に入手した偽造旅券を使用し日本に不法入国、その後は大阪市西成区のマンションに潜伏。
2000年になってようやく逮捕されました。
これを受け2001年に日本赤軍も解散。
2006年の裁判にて、重信房子は無期懲役を求刑されていましたが、それが退けられ懲役20年となりました。
重信房子(しげのぶふさこ)は何をした人? まとめ
簡単に言うと国際テロ組織の日本赤軍を設立。
その日本赤軍は1970年台から80年台にかけて数々の事件を起こしています。
重信房子は組織を設立し、事件のきっかけを作ったというわけですね。
重信房子が関わっている事件はハーグ事件だけとされています。