6月28日放送の『仰天ニュース』で、かつてトランプ大統領と戦った柏木昭男(かしわぎあきお)が取り上げられます。
目次
【仰天ニュース】ドナルド・トランプが恐れた日本人「柏木昭男(かしわぎあきお)」とは
借金900万ドル(13億5000万円)
山梨の不動産王
柏木昭男は1937年に山梨県富士吉田市で生まれ、不動産投資家として東京を拠点とし財を築きました。
1969年に不動産業・貸金業の「柏木商事」という会社を設立しました。
年間数千億の収入を得ていたとのこと。
ただ強引に金を貸し付けて地上げを行ったりと、中々あくどいことをやっていたようで、地元の評判は悪かったようです。
そしてこの収入をギャンブルにつぎ込み、最終的に900万ドルの借金をすることになります。
ギャンブルを始める
柏木昭男がカジノに通い始めたのは1970年代後半とのこと。
だいたい40歳前後ですね。
1990年1月、オーストラリア・ダーウィンのカジノにて、バカラで約29億円を稼ぎます。
バカラ
バカラのテーブルには、「バンカー」と「プレイヤー」と表記された2つのエリアがあります。
ここに2枚ずつディーラーからトランプがわけられ、合計数で9に近いほうを予想し、的中を目指すのが目的。
いわばバンカーとプレイヤーが戦っているところを、参加者は聴衆として見守り、どちらが勝つか、あるいは引き分けるのかを予想して賭けをし、勝敗を判定するのがディーラーという構図になります。
1勝負に約20万ドルを賭け、最高で17連勝したといいます。
これでギャンブル界で有名になり、「Warrior(戦士)」というニックネームがつきました。
ドナルド・トランプとカジノで対決する
2度目の対決で敗北
29憶を手にした1カ月後の1990年2月、ドナルド・トランプから誘いを受けます。
トランプ氏も不動産業をやっていたようで、ラスベガスで「トランプ・プラザ」というカジノも運営していたようです。
このトランプ・プラザにて、柏木昭男とドナルド氏はバカラで対決します。
この対決では柏木昭男が600万ドル勝ちで終わりました。
これによりトランプ・プラザは資金難に陥ったとのこと。
1990年5月、トランプ氏から再戦を申し込まれ、柏木昭男は誘いを受けました。
柏木昭男の調子は良く、925万ドルも収益を上げていました。
しかし、それでも勝負を止めることはせず…
最終的にトランプ氏の1000万ドル勝ちでした。
柏木昭男が1000万ドル負けた時点で、トランプ氏からゲームの終了を申し入れ、柏木昭男も同意して終了しました。
これ以降ギャンブル関係の話は見つからなかったので、これが最後の対決だったようですね。
【仰天ニュース】柏木昭男(かしわぎあきお)の現在
1992年1月3日に殺害される
柏木昭男は既に亡くなっています。もし生きていたら85歳ぐらいですね。
「柏木御殿」と言われる、時価50億の山梨の豪邸の台所で殺害されているところを発見されました。
日本刀で襲われ、20数ヶ所の傷があったといいます。
柏木昭男が倒れていた20畳の広さの台所が血の海と化していたとも。
死因は失血死とのこと。この時点の借金は900万ドル。
【仰天ニュース】柏木昭男(かしわぎあきお)の妻や子供
柏木昭男には妻と3人の子供がいたそうです。
殺害された柏木昭男を発見したのは家族。
1月3日午後3時頃、家族がイチゴ狩りに行くのを柏木昭男が見届け、午後9時半頃に家族が帰ってきたところ、仰向けで倒れている柏木昭男を発見しています。
柏木昭男の家族について情報が一切なく、顔や現在についても一切わかりません。